工藤忍を体験した岡崎泰葉Pが書きました
はじめに
担当以外の子を書いてみるシリーズ、ついに第4弾まで来てしまいました。
今回書いていく子は工藤忍ちゃんです。
…まあ、柚、穂乃香ちゃん、あずきと来たら、そりゃそうだという感じです。
私の担当の岡崎泰葉がフリルドスクエアの中で一番絡みがあるのって、たぶん忍ちゃんなんじゃないかな?
といっても、たしか空想公演の北の魔女ぐらいだったとは思います。蒸機公演で忍ちゃんが出てくるってこともありましたが。
忍ちゃんと泰葉の対比とかも面白そうなんですが、あんまり見かけないですねぇ。
忍ちゃんと私個人でのご縁は、単純に無料10連でSSRが来てくれたことですかね!
あとはDiscordで忍ちゃんのサーバーにお邪魔することもあったりします。
まあきっかけは手短に。
柚・穂乃香ちゃん記事書いた時点でもう忍ちゃんまで書くことは決めていた、というところもあります。
というわけで、さっそく始めていきたいと思います。
※これまでの「担当じゃない子シリーズ」はこちら
実際に読んでみる前の印象
実際に工藤忍ちゃんを読み込んでいく前の印象を箇条書きにしていきたいと思います。
- 青森出身の上京アイドル
- ひたすらに努力
- 前髪は短いけどパッツンというわけではない
- フリルドスクエア
- ばっちり津軽弁が喋れる
- 公演イベントで美味しい脇役をやる
- 家族愛・故郷愛
- りんご(最近ライバルが出現した)
- 特定のタイミングで目に星が現れる
だいたいこんな感じですかね。
忍ちゃんもそれなりに事前情報があるというか、キャラコミュ4がやたら担当Pから推されてたので、それは一度見たんですよね。
それを見た印象としては、思ったよりも忍ちゃんは普通に不安になるし、普通に弱音はいたりするんだなって感じでした。
いや、なんかこう絶対折れない努力モンスターみたいに思ってたところもあったんですけど、わりとそういう弱音吐きながら頑張ってく子なんだなぁって、新鮮な気持ちになりました。
それから、「壁にぶつかってる人・諦めそうな人の味方」って印象もありますね。彼女自身がそんな境遇だったからということで。
プロデューサーが忍ちゃんを応援して支えて、忍ちゃんは自分の夢を叶えながらファンを応援する、みたいな。
それってめちゃくちゃ愛だな、と思います。
あとはこう、忍ちゃん本人とは直接関係ないですが、忍ちゃんの担当Pがすごく熱心というか、忍ちゃんのことを可愛がってるんだなという印象もあります。
選挙活動によってそれが目立っている部分もありますが、忍ちゃんの担当Pがそうすることってわりとしっくりくるところがありますね。
といったところが事前の印象ですかね。
正直もっと書けるかと思ってたんですけど、意外と書けそうな情報を持ってないことに気づきました。
前の3人と違って、あんまり忍ちゃんのPと顔見知りじゃないことが大きそう。
そういうわけで、次は実際に読んでいくところに入っていきます。
なおこれまでの記事と同様に、忍ちゃんに関してもデレステで無理なく追える範囲で追っていきたいと思っています。
予めご了承ください。
実際に体験してみた感想
今回体験したのは以下のコミュ・エピソードです。
- R・キャラコミュ
- SR【ハッピーマジシャン】
- SR【私だけのステージ】
- SSR【夢追い人の光】
R・キャラコミュ編
忍ちゃんのキャラコミュを読むのは二回目ですが、やっぱり忍ちゃん良いキャラですよねぇ…
コミュのストーリーも超王道で、ワクワクしながら読めました。
忍ちゃんのキャラコミュって、基本的に忍ちゃんが壁にぶつかりまくるストーリーなのが面白い。
成功体験を得て新たな自分を発見とか、皆に認められて嬉しい!とか、そういう色鮮やかな感じじゃないんですよね。ひたすら山に登っては谷に落ちて、また登る、って構造。
そして前に失敗したから今度は上手くできた!っていうのでもなく、前に失敗したところが克服できたと思ったらまた新しい失敗をするっていう。
書いた人、いい趣味してますね?って感じです。
とはいえ、そういった逆境続きのストーリーだからこそ、忍ちゃんの良さというか、彼女の持つ武器が分かってくるように思えます。
私個人が考える忍ちゃんの一番の武器とは、ずばり「健康的なメンタル」です。
忍ちゃんのメンタルって決して鋼みたいなものじゃないんだろうなと思います。もし鋼のように耐えてしまう子だったら、どんどん追い込まれて行ってジリ貧なので。
忍ちゃんはめっちゃショック受けるし気にするし、不安になって泣いたりもするわけなんですが、それってすごく健康的なメンタル回復の過程だと思うんです。
例えばこのコミュ4ではプロデューサーを夜に電話で呼んで不安を打ち明けるわけですが、そうやってちゃんとした回復のステップを踏める子なんだな、と思うわけです。
メンタルが強いとか弱いっていうのは決して傷つくかどうかじゃなく、結果的に回復できたかできなかったかだと私は思ってまして。
そういう意味で、忍ちゃんはちゃんと回復することができる、メンタルの強い子だと思います。
彼女は散々自分のことを地味だとか言いますが、わりとバカにならない才能を持ってる子だと思うんですよね…
で、そういった忍ちゃんのメンタルを作ったものって、おそらくはご両親や周りの人たちの愛情だと思うわけですよ。
ちゃんと愛されて育ったからこそ、たとえ傷ついても悪循環になることなく立ち直れるんだと思います。
愛されずに育った人間というのは、どうしても悪い方向に加速しがちなので。根本的に自信が無くて、自分で自分を追い詰めてしまう。
忍ちゃんがどれだけ壁にぶつかっても立ち直ってくるのは、少なくともご両親や周りの人に愛されて育ったからなのかなーと思いました。
それともう一つ忍ちゃんでなるほどなと思ったことは、アイドルに対する強い憧れは大前提として、それと同時に愛する故郷から離れるほどの行動を彼女に取らせたものが「怖さ」だったということです。
夢を叶えたい…みたいな憧れの気持ちってけっこう上京の理由に挙げられがちな印象がありますが、忍ちゃんみたいな普通の16歳ってたぶんそんな憧れだけで上京なんてしないと思うんですよ。(世間知らずなとこはあるにせよ)
上京すれば一人暮らしもバイトもしなくちゃいけないし、見ず知らずの土地で生きるってだけでもなかなかのストレスです。そもそも全てが未知であることも大きい。
だからこそ、忍ちゃんにそうまでさせたものって本当にただの憧れだけなのかな?って思ってたんですが、コミュ4で「アイドルになれないことが怖かった」と言っていてすごく納得しました。
好きな気持ちや憧れの気持ちみたいな、そういう前向きな感情って何かを変えそうな感じがしますけど、私は人間を本能的に駆り立てるものって基本的に危機的な感情だと思うんです。
恐怖、飢餓、枯渇、滅亡…。普段非行動的な人間であっても、そういった危機的な状況では活動的だったりするんじゃないかと。
そして忍ちゃんも同じように「怖さ」を感じたからこそ、あれだけハードな上京を敢行したんだなと納得したわけです。
このままこの場所(青森)にいたら、何にもできないまま幸せに死んでいくのかな…というのは、なかなかに恐怖であろうと思います。
まあ恐怖の内容とかは私の妄想なわけですが、そういう人間の行動原理みたいなものを忍ちゃんに感じました。
それから、R+の親愛MAXのセリフについても触れときます。
「夢が叶った」というのと「通過点だと気づいた」、これってわりと忍ちゃんのストーリーにとっては大事なところなんじゃないかなと思いました。
忍ちゃんは「険しい山の麓からのスタート」ってところが強調されている子なので、山を登った後にどうするかってのは常に付いて回る問題だと思うんですよね。
なので、忍ちゃんってある意味「止まっちゃダメ」なんだろうなと思います。
それってけっこうハードな宿命だなとも思うんですが、それはそれで忍ちゃんにとっては憧れの姿なのかもしれませんね。
ハッピーマジシャン編
いきなりこういうこと書くのは申し訳ないんですが、ここに至るまでにけっこうな信頼を育んだ後で女の子のお部屋に行くって…なかなかにマズいんじゃないですかね??(Pが男性と仮定して)
ちょっとこう…ナニか始まってしまいませんか?大丈夫ですか??
忍ちゃんのセリフも、「あー、それはいけませんわよ忍ちゃん!」ってのが複数あって
もう、完全にアウトですよ。イエロー二枚で退場ですよ…
あるいは忍ちゃんP女性説もあります。
どっちにしても美味しい。
まあそんな下世話な話は置いときまして。
このSRはわりと一山超えた後って感じがしますね(変な意味じゃなく)。
一山超えて、生活が充実し始めたって様子が伺えます。
りんごの皮むきが上手くなった時の家族愛の話とかもあって、しあわせ~って空気があります。
あまりに幸せすぎて、なにかの前触れかって勘繰りたくなるほどw
色々壁にぶつかってきた後だからこそ、また数々の困難がやってくるんじゃないかと身構えてしまうというか。
あれですね、戦場から帰ってきたあとのトラウマみたいなやつです(?)。
私…幸せすぎて怖いです…というアレ。(何も起きない)
私だけのステージ編
事あるごとに工藤忍PがこのSRを推している印象があります。
そしてそれもなるほどなって思うほどに、セリフ一つ一つの威力が高い。
それらもある意味予想を外さない言葉ばかりではあるんですが、外さないってことは的確に食らうということでもあるわけで、まあえげつないですね。
このカード名の【私だけのステージ】って、意味は二つぐらいあるんですかね?
- 地元の景色はずっと私だけのステージなんだ(特訓前)
- 私にしか作れない幸せを届けられるライブステージ(特訓後)
みたいな。
最近で似たようなのだと岡崎泰葉のSSRがダブルミーニングのカード名だったりするんですが(宣伝)、こういうの考察オタク的には妙があって好きです。
しかしまあ今更過ぎることではありますが、忍ちゃんのストーリーって本当にコテコテの上京ストーリーですよね。このSR見ると特に。
お父さんとお母さんのイメージもだいぶクラシックだし、忍ちゃんが親愛MAXで両親に感謝するのも「あるある~」って感じです。
本人も自分の衣装を王道って言ってますし、そういうのって自覚もあったりするんですね。
それから、このSRに限らず忍ちゃんは「プロデューサーさんに会えてラッキーだった」って言ってますが、それは本当にそうだよな…と思いますね。
忍ちゃんが完全に昭和タイプだったので無事に出会えましたが、これが平成タイプだったら一度痛い目にあってから警戒を解いていくスタートになっていたでしょうね!
忍ちゃんの設計が古き良き伝統そのもので助かった。
夢追い人の光編
このSSR、これまでのとはだいぶ違って、かなり頼もしい印象を受けました。
頼もしすぎて、同じ女の子とは思えないほどです。
感慨深いというのとも少し違って、むしろ驚きの方が大きいです。強くなったね…
というか、強くなった通り越して微妙にカッコつけてません?w
カード名がそうであるように、自身が光となっているようなイメージなんですかね?
それからこのSSRに限った話でもないんですが、私はキャラコミュのときからずっと忍ちゃんはわりと才能あると思って見ていたので、忍ちゃんが「持たざる者」を前提に話してるのけっこう違和感あるんですよね。
忍ちゃんがそういう風に弱者と思わされることが数々あったのは容易に想像がつくのですが、それでも忍ちゃんはちゃんと才能があってそこに立っていて、誰にでも同じことができるわけじゃないって思えてしまうわけです。
…あまりにロマンが無さすぎる気もしてきましたね。忍ちゃんが眩しい…!
そういうのはいいとして、今回の忍ちゃんのSSR、実は岡崎泰葉Pとしてもシンパシーを感じたところもあったんですよね。
具体的には泰葉のSR【ワンモアステップ】というカードと近いイメージを感じました。
忍ちゃんのSSRも泰葉のSRも、ともに「何度だって夢を叶えたい」ってニュアンスがあるな、と。
泰葉の【ワンモアステップ】もだいぶゴール感のあるカードなのですが、忍ちゃんと同様にそのあとも物語は続いていくので、違うアイドルでも同じような言い方をするのだろうなと思いました。
そしてキャラコミュの方でも書きましたが、私は忍ちゃんを「止まっちゃダメ」なキャラのように思っているところがあります。
なのでこの【夢追い人の光】が一つの到達点に見えれば見えるほど、ここで止まっちゃだめだという気持ちになってしまうんですよね。
また次の忍ちゃん、次のアイドル工藤忍を見せてもらえることを、私は楽しみにしたいと思います。
どんどんと扉を開けていって欲しい。
おわりに
といったところで忍ちゃんの体験記事でした。
いやー、書きましたね、4人分!!
フリルドスクエア完走、おめでとうございます!(自画自賛)
実際に触れてみると、本当にフリルドスクエアってバラバラのアイドルが集まってるんだなーと思いました
それぞれの記事が全部違った色をしているんじゃないかと思います。めちゃくちゃ楽しく書けました。
忍ちゃんに関しては穂乃香ちゃん同様に泰葉と近しいものを感じていたので、こういう機会で読むことができて嬉しかったです。
お互い様というところではありますが、忍ちゃんもけっこうな沼でしたね。
とってもいい沼でした。ありがとうございました(?)。
そんなわけで、今回も読んでくださってありがとうございました。