喜多見柚を体験した岡崎泰葉Pが記す
1.なんでこの記事を書いたのか?
今回はいつもの泰葉記事とは趣旨を変えてお送りしたいと思います。
ずばり喜多見柚、について書いていきたいと思っております。
(ちなみに私デレマス自体は7年目なので、親しみを込めて記事内では「柚」と呼ばせていただきます。)
まずはじめに、そもそもなんで岡崎泰葉Pが柚について書くのか?!ということをざっくり書いておきます。(興味なかったら読み飛ばしてください)
一番の理由は、個人的に色々な巡り合わせがあったからです。
デレステでなぜか柚のSSRが2種類手に入ったり、Discordでフリルドスクエア周りのPさんたちと話す機会があったり…
あとはまあ、岡崎泰葉と髪形も似てますし(?)。
そういう身近に感じる機会がいくつかありました。
もう一つの理由は、自分の中の喜多見柚像がけっこうあやふやなまんまだなーと思っていたからです。
あやふやといいますか、後述しますが柚というキャラクターにはけっこう捻りのある部分があると思っていまして。
その捻りに対して自分なりの理解を固めておいた方がもっと楽しめるかな、と考えたのです。
特に柚に関しては担当Pの方々から「フリルドスクエアだけじゃない柚」について知って欲しいという声が聞こえてくる(気がする)、という部分もあります。
そういうわけで、ここはいっそ(追える範囲で)追ってみよう、と思ったのです。
そして柚自身とは直接関係は無いのですが、また別の理由もあります。
それは、「新規の感想は最上の娯楽である」というような言説を見かけたからです。
好きな人間で集まって、どんどんと考察を深めていく…それが最上だと思われがちですが、どうもそれだけではないようです。
むしろ身内だけで完結してしまうようになると、コンテンツは停滞してしまうとかなんとか。
そうであるならば、岡崎泰葉Pの私も(同じゲーム内とはいえ)別のキャラクターについて書いていった方が、逆説的に岡崎泰葉のためになるのでは?と考えたのです。
知り合いの柚Pの方とお話していても、そういった「撹拌」を求めていそうに思えたので(意図を正しく読み取れたかはともかく)。
前置きが長くなりましたが、そんなこんなで喜多見柚についてつらつら書いていこうと思いました。
よろしければお付き合いください。
あと、今回はデレステで無理なく追える範囲で追うことにしています。あらかじめご了承くださいませ。
2.実際に読む前の柚の印象を書いてみる
実際に読む前の柚の印象を、ざざっと箇条書きにしていきたいと思います。
- ぱっつん髪に舌ペロ(かわいいね)
- フリルドスクエア・ぐさぁー!
- バドミントン
- 苺パスタの被害者
- 声優が武田らりさたごさん(正確な漢字が分からない)
- どうも中学生か高校生かはっきりしてないらしい
- トップを目指さない、らしい
- スノーマンの特訓後衣装
だいたいこんな感じだと思います。
そして喜多見柚という子は一見とてもアクティブで明るいお茶目な子…と思いきや、実は少し違うらしい、という印象もあります。
じゃあ実際どんな子なの?というところなんですが、そこもけっこう曖昧なままになってました。
どうも柚自身が楽しませる子、というよりかは、柚本人が楽しいことを探しに行くタイプらしい…。
フリルドスクエアの桃井あずきと似たようなとこがあるように見えるけど、あずきと比較すると微妙に柚の方が一歩引き気味かな?という印象。
まあこういうちょっと捻ったところがあるので、見当はずれなことを言ったら申し訳ないと担当Pの方々に遠慮してしまうところもありました。
また、よくある話として、そのキャラの一見して分からないところを発見してしまうとより深みにハマってしまうというものがあります。
そして深みにハマってるであろう人というのは、得てして自分の「好き」に対して意固地になりがちな印象を個人的に持ってまして。
そういった方々を下手に刺激したくないなぁ…という、有るのか無いのかも分からないものに対する警戒心みたいなものもありました。
以上が読み込む前の印象です。
いよいよ実際に読んでみた感想をつらつら書いていきたいと思います。
3.実際に追って読んでみる
☆今回喜多見柚を追うにあたって、見ていったのはこれらのコミュやエピソードです。
N・キャラコミュ編
まずはN特訓前後のセリフをざっと漁った後、キャラコミュを見ました。
で、率直に思ったことなんですが、この子自信なさすぎでは?!
コミュはアイドルが一方的に喋るという仕様なので仕方ないとはいえ、こっちから言ったわけでもないのに、執拗に「通行人A」「パッとしないから」「普通の子だから」って押してくるのはいったいなんなの?!
そしてそういった自意識のせいなのか、アクティブそうに見えるわりに「じりじり伸びる」とか「ちょっとずつ進む」という控えめな期待の持たせ方をさせようとしてくる。
以前柚は一人称がいくつかあるってダイマを見かけて気にしてたんですけど、「アタシ」って言うときはわりと素直な自分の感情を伝える時で、どうも「柚」って自分で言うときに自信のない発言が多いように見えました。
それから、柚がこんなに自分を「サポート役」と思っていることにも驚きました。
元気なサポート役って、絶対攻略対象じゃないけど人気あるキャラじゃん…とか思いました(?)。
いやしかし、こうも「私に期待しないで」ってセリフが多いとは思いませんでした。
そこまで徹底して言ってくる理由が何かあるのか、とも思ってしまいます。
まあそういう根拠とか、基本的にデレでは語られないこともしばしばなのですが…
そして、なんでこんなに自信のない子が明るく振舞ってるんだろう…と純粋に疑問に思いました。
語弊があるかもしれませんが、その姿がけっこう痛々しく見えるとこもありました。
もっと言うと、こんなに自分を縛ってしまっている子にアイドルやらせて大丈夫なのか?!とまで思いましたw
才能あふれる芸能界、いくらでもエゴを押し付けられる世界に彼女を放り込んでしまっていいのかなって…
単に自信のない内向きの子なら少しずつ成長していく、でいいんですが、柚はある程度体裁を取り繕えるように見えるので、より引き返せないところまで行ってしまうのでは…みたいな。(だいぶ余計な心配をし始めている)
まあだからこそ柚は念を押して「ちょっとずつ」って言ってるのかもしれませんね。テキストはよくできている。
なんというかそんな感じで、かなり危うさを感じさせるNとコミュでした。
柚、きみはそんなバランスでそこに立っていたのかい?と思いましたね…
【ハイテンションスマッシュ】編
で、その次にSSR二種を改めて見ていきました。
まず【ハイテンションスマッシュ】から。
さすがに一発目のSSRだけあって、しっかり地続きというか、テーマをなぞっているなと感じました。
柚はこうしたいのだなってのがよく伝わってきました。
Nやキャラコミュなど、最初の方の柚はやたら自信のなさを押すわりに楽しいことにこだわっていたので、これってどういうことなんだろう?と思うところもありました。
なぜなら、自信がないっていうのは楽しいことが分からないってことなんじゃないかと思っていたからです。
楽しいことが分かることで自信を持てるんだ、と私は思っていました。
しかし【ハイテンションスマッシュ】を色々読んで、柚のこれは単純に「青春」なんだなって思いましたね。
自分が何者かなんて分かんないけど、楽しいことをどんどんやって、そんなことを続けてるうちに積みあがっていったものが自信になっていくんだなぁって。
なんかそんなノスタルジックな気持ちになりました。(そんなことを考えるとは思ってなかったけど)
あと、柚の楽しみ方って一見無邪気に見えるけど、内側では年頃の揺らぎがあって、その中で選択しているんだなぁと(勝手に)思いましたね。
楽しいことをやりたい!って一方で、それだけじゃダメって言われる可能性を理解してるように見える。分かった上でやる。
外側に現れる時は区別がつきにくいのですが。憎い仕事!
…考えすぎの可能性もありますね!
そしてまあ余談みたいなものですが、柚は自分を全然すごい子だと思ってないからなのか、やたらプロデューサーをヨイショしてきますね。
こんな私をアイドルにしてスゴイ!みたいな。
お前が…すごいんだぞ…!
【ドキワク!ユズレシピ】編
そして次は【ドキワク!ユズレシピ】です。
これを読む辺りになって気づいたんですけど、自分の弱みを相手に感じさせておきながら、その上でコミュニケーションに積極的って、わりとタチが悪くないですか?!
こういうのが一番関係を拗らせるんじゃないですかね?!喜多見さん?!(本田未央と似たものを感じる)
それはそれとして、このカードは特訓前の苺パスタが目立ちますけど、あんまり重要でもなかったですね。実際のところ。
友情出演みたいな感じでした(?)。
苺パスタに対する柚のセリフはウィットに富んでて面白かったです。
そしてこのカードで一番パワーあるなと感じたのは、特訓後のこのセリフでしたね。
ここに至るまで散々自信なさげなところに注目してきたので、これはけっこうグッときましたね。
そうだ、それでいいぞ…と、誰なのか分からない気持ちになってました。
それと、前回のSSR同様にプロデューサーのヨイショもありましたね。柚はこのパターンなのですな。
【Spring Screaming】編
そして、最後に【Spring Screaming】周りです。これはカードだけじゃなくイベコミュも読みました。
このイベントコミュは悩んでいる人たちに応えていく内容だったんですが、相談者と柚の対比の中で思ったことがありました。
喜多見柚は自分のことを普通の子だなんだと言ってましたが、自分が楽しそうだと思うことを素直に追いかけられることは立派な才能なんじゃないのかなあと。
悩む人がたくさんコミュで現れただけに、楽しさを信じられる柚に対してより一層そう思いました。
というか、このイベコミュが出た当時は柚が中学生でどーたらって話題になってた印象しかなかったのですが、けっこうよくできてますね。
デレステのイベコミュは酷評ばかり広がっていくので、やはり自分で見るのが肝要だと思いました。
その中でも、このセリフはけっこう驚きました。
え?!君悩んでる自覚はなかったの?!
どこまで本気で言ってるかは分かりませんが、そうなんだ…そうかもな…と思いました。
あとはグッときたカードでのこのセリフ。
こういう、ポエミーで生々しいセリフ、良いですね…
4.まとめ・おわりに
というわけで、喜多見柚について追える範囲で追ってみました。
いや、なんというか良かったですね。
面白い映画を観た後のような、心地よい余韻に浸っています。
夢中になる人がいるのもよく分かるし、フリルドスクエアだけじゃない柚も見てほしいってのもすごく分かりました。
振り返ってみると色々と失礼なことも書いた気がしますが…まあそこは初心者ということで大目にお願いします。
岡崎泰葉について書いてみても、ええんやで…?
今回の記事で、本当にシンデレラガールズというコンテンツは違うキャラに注目するだけでこんなに楽しいんだなぁと思いました。
またなにかご縁があれば別の子も書くかもしれません。
読んでくださってありがとうございました。