2022年の岡崎泰葉を振り返ろう①~熱い女・岡崎泰葉編~
前回の記事からだいぶ間が空きました。
以前から読まれていた方はお久しぶりです。そうでない方は初めまして。
もう2022年も残りわずか。
思い返してみると、実に様々なことがありました。
そう、岡崎泰葉の供給です。
前回のスシローでの登場(2020年11月)から約1年半の間、ほぼほぼ目立った出番の無かった岡崎泰葉さん。
しかし一転。
2022年に入ってからは数多くの供給が訪れました。
デレステでつかさ社長や美由紀ちゃんの背景に映りこんでる!と思ったら、泰葉の誕生日(7/16)付近に合わせてモバマスの新SR【鮮やかに咲く華】として登場。
そして更に、10月には2周目のSSR【私の中に眠るもの】までやってきました。
……いや、長かった!!もう…長かった!!
まあSSR【あの日の私を受け止めて】がとんでもない完成度でしたから、ね。最終的に来たから全てヨシ!!
…で、ここからが記事の本題です。
今回の記事では、その2022年の供給のうちの一つ、SR【鮮やかに咲く華】について書いていきます。
そしてこの記事を上げた後に、SSR【私の中に眠るもの】についても書いていこうと思っています。普通に出た順番に書いていく感じですね。
実のところ、【鮮やかに咲く華】に関してはもっと早くに記事にまとめるつもりでした。
ホントにですね、すごいSRだったんですよ!筆者の個人的な部分が多かったとはいえ!
まあ結果として書くまでに半年弱の時間が経っているので、鮮度としては絶望的にはなりましたが!
その分、いくらか落ち着いて言葉にできているんじゃないかと思います。…なっていると嬉しい!
というわけで、よければどうぞお付き合いくださいませ。
目次
SR【鮮やかに咲く華】はどういうカードだったのか
まずはざっくりとSR【鮮やかに咲く華】の話をします。
(おそらく)岡崎泰葉史上初となる、誕生日付近に合わせて供給が来るというビッグサプライズで登場したこのSR。
当然誰も予想していなかったので、正直筆者も目を疑いましたw
GBNSがJAMに登場しないかなーというのはありましたけども。上位になるのは知らなかった…
とりあえず絵の話をすると、特訓前後含め大変に素晴らしいものでありました。
特に、特訓前の絵!
ぎこちないピースで写真を撮られる泰葉!!写真なんて撮られ慣れてるはずの泰葉が、プライベートではぎこちない姿なわけですよ!
特訓後についても、これまでにない黒い衣装とカッコいい感じの表情!これを待ってました!
しかし。今回の記事では、絵柄とはまた別の話をします。
今回のSR【鮮やかに咲く華】における、個人的な一番の注目ポイント…
それは、岡崎泰葉の『熱さ』である。…と筆者は考えています。
熱さ。
岡崎泰葉というアイドルを語るとき、『熱さ』という表現はあまり使われません。
岡崎泰葉は基本的に「プロ」とか「演技」とか「過去」とか、そういう要素で語られることが多いです。あとは「頼もしさ」とか「業界人」とか「闇」とか。
しかし、実は筆者の中で『岡崎泰葉』と『熱さ』は強烈に結びついている要素でありました。
それどころか、もはや『熱さ』というのは岡崎泰葉がアイドルになるきっかけを生み出した存在だったのではないか?とまで筆者は考えていました。
そして、今回のSR【鮮やかに咲く華】はそういった岡崎泰葉の『熱さ』というものに改めて向き合っていたのではないか?というのが筆者の一番の感想だったわけです。
もちろん絵柄や新たな繋がりや印象的なセリフなど、そういったフレーバー的な数々も大変美味しいものでありましたが、個人的に一番のポイントは『熱さ』かなと思いました。
というわけで、【鮮やかに咲く華】について詳しく話す前に、ちょっとだけ岡崎泰葉と『熱さ』の方にもさらっと触れていこうと思っています。(そこまで込み入った話ではないです)
そこから実際のセリフを絡めた話をしていった方が、この記事単体で読めるものになる…気もしているので。
筆者の個人的な好みも含めた話にはなりますが、何卒。
岡崎泰葉の『熱さ』について
岡崎泰葉の『熱さ』について説明するには、そもそも岡崎泰葉がどういうストーリーに乗っかってるアイドルなのか、という前提が必要になります。
で、そういう話については、わりと前に紹介記事として書いてたりしました。
(※この記事は紹介記事を読まなくても大丈夫なように書いているので、今読まなくても大丈夫です)
ざっくりまとめると、
「岡崎泰葉は芸能界に適応し過ぎていたせいで、自分自身のことが分からなくなっていた」
ということです。
そこから彼女はアイドルになり、少しずつ自分の過去や確かな感情を受け止めながら今に至っています。
岡崎泰葉は、アイドルになる前は人形でした。少なくとも本人はそのように自分自身を捉えていました。
とはいえ、もし岡崎泰葉が完全にお人形さんだったのなら、そもそもアイドルになることもなかったはず。
なんだかんだで芸能界に残る可能性もあると思いますが、そのまま「普通の女の子」になっていたか、あるいは別の堅実な道を進んでいそうな気がします。
ですが、少なくともデレステやモバゲー版において、岡崎泰葉は最終的に自分でアイドルになりに来ていたのです。(※デレステアイドルコミュ及びシンデレラヒストリー参照)
つまり、岡崎泰葉の中には人形的ではない何かが存在したはずなのです。
そして、その何かこそが『熱さ』だったのではないかと筆者は考えています。
その『熱さ』が彼女に人形であることを拒絶させ、アイドルにまで至らせたのではないか…と思っているわけです。
『熱さ』とは、言ってみればエゴのことです。
自己実現、自己表現、自己主張…そういった類に関わるエゴ。熱量を持った形として外に出てくるやつです。
そういう『熱さ』というものが岡崎泰葉の中にあったんじゃないかな?と筆者はずっと思っていたわけです。
というか、実際そうでもないと初期の岡崎泰葉は色々説明のつかないことが多いんです。
負けず嫌いだったり不安定だったりもしますし、そもそもこれまでのキャリアを捨てるほどのものって何だ?という話にもなりますし。
しかし、実際の岡崎泰葉のストーリーの中で、その辺りが掘り下げられることはこれまでほとんどありませんでした。
まあ考えてみれば簡単な話で、彼女にとってまず必要だったのは『熱さ』のような勢いではなく、自信や確信を形作るための土台だったからなんですね。そのために少しずつ自分自身に気づいていくことが必要だったわけです。
やはり土台を固めなければ、いくら勢いを出そうとしても限界があります。
そういった事情もあって、岡崎泰葉の『熱さ』の部分はこれまですっかり鳴りを潜めておりました。
【鮮やかに咲く華】で見せてくれた『熱い』岡崎泰葉
しっかりと丹念に土台を固めた末、ついに岡崎泰葉が『熱さ』と再会する機会が訪れました。
そして、それこそが今回のSR【鮮やかに咲く華】だったわけです。
まずなんといっても、このカードが出たイベントでのセリフがコレです。
「燃え上がる心」!!!!
ですよ、もう。
もう、『熱さ』なわけですよ!この岡崎泰葉は燃えているんですよ!!
こういう岡崎泰葉を知っていたから担当になったんですよ!私は!
上の方にも近いこと書きましたが、なんだかんだ岡崎泰葉ってお行儀の良さとか、あるいは経験から来る余裕とかそういうところが評価されがちなんです。いや、分かる。分かるけども。
もちろんそういう部分は泰葉自身も理解してるわけですよ。だけど、それでも抑えきれないほどの熱い衝動に従ってしまうってのがもう、ホント……そういうところが最高~~~!!!って話なんです、これが。
計算も理屈も合理的なことも全部分かった上で、それでも自らの『熱さ』を選んでしまうっていうのが、もうめっちゃくちゃに勇気と覚悟の必要な行為だと思うわけですよ。
無意識に選んでるわけじゃないんです。リスクは百も承知ってことなんです!くぁ~~~!!!
そしてですね、このカードのもう一つ最高なところは、「今」というものを強調してるところなんです。
前述の通り、岡崎泰葉はものすごく「過去」について掘り下げているアイドルでして、ある意味「過去」ありきのアイドルなんですよね。
なので、もちろんそういった「過去」を抱えているところも岡崎泰葉ではあるんです。
ですが、やっぱどうしても「過去」って冷静なところの話なわけですよ。昔抱いてたものって、思い出すことしかできないので。
それに対して、『熱さ』みたいな感情って「今」にしかないわけです。
つまりですね、岡崎泰葉の文脈に沿って『熱さ』を表現するとしたら、ひたすらに「今」を強調するってことになるんです!「過去」って言葉を言い続けてきた泰葉だからこそ、「今」なんですよ!!
いや~~~~上手すぎて唸っちゃう~~~~~!!
そして最後の最後に、極めつけのコレですよ。
いや、ヤバいですね、これは。
このセリフ、いわゆるalways的な「見つけてありがとう」を踏まえたものだとは思うんですが、たぶん意味はそれだけではない気がするんですよね。
alwaysの「たくさんの女の子の中から私を見つけてくれてありがとう」って意味ももちろん含まれてるだろうけど、それだけじゃない感じ。
おそらくですが、そういった意味合い以上に、「私の中にいる『岡崎泰葉』を見つけてくれてありがとう」ってのがあるように思えました。ずっとここまでエゴの話をしてきましたし。
彼女が自分自身の内側にずっと持ちながらも、いつの間にか見えなくなってしまっていて、それでも無意識に彼女をアイドルへと突き動かした、「岡崎泰葉」というエゴ。それを見つけてくれたことへの感謝だったのかなと思いました。
いや~~ホント、すごい。もう、お手上げです。とんでもなかった。ただただ、感謝…
おわりに
というわけで、SR【鮮やかに咲く華】について、筆者の感想…というか感情でした。
最後の方がほぼ勢いだったのは、もうそういうものです。
このSR、本当に出た当初の感動がとんでもなくて。
ずっと私が岡崎泰葉に抱いていた熱い感情を真っすぐ正面から書いてくれてて、マジで「私の頭の中を見て書いたんですか?」って感覚だったんですよね。
いやもう、なんていっても公式なんですもんね。公式はなんでも知ってる。公式なんだもの、ね。勝てない。
ちなみに、このSRが出たタイミングでちょうど他所の配信にお呼ばれしたことがありまして、そこでも今回みたいな話をしていました。
もし文字を読むより喋りの方がいいとか、喋ってる方が熱を感じやすいとか、そういう人が居ましたら、ぜひこちらの方もどうぞ。
(44:00ぐらいから話してます。よければその前からでも。)
そしてなんというか、ちゃんと記事にできて本当に良かった。
今回のSR、あんまりにも満足度が高くて、さらにこれまでの道のりを踏まえた供給だったりしたせいで、一つの記事に纏まる気がしなかったんですよね。
岡崎泰葉の始まりの話とか、どれだけ私が熱い泰葉を求めてたのかとか、そういうのを形にするって考えてたら…まあ気が重くなってまして。
なんとか年内に書き上げねば!という強制力を自らに働かせることで、今回なんとか書けたという感じでした。ホントによかった。
で、年が明けたら今度は二枚目のSSRである【私の中に眠るもの】について書きます。…書きます!!
こっちの方はそこまで前提となるような話もないですし、画像も交えながらさらっと読める感じにする…予定です。(全てが未定)
そんな感じで久しぶりの泰葉記事でしたが、読んでくださってありがとうございました。