西園寺琴歌を体験した岡崎泰葉Pの記事
はじめに
☆この記事は、アイドルのコミュやセリフを実際に読んで感想を書いてみようという記事です☆
体験記事も第16回となりました。……16回も書いてるの…?
今回のアイドルは西園寺琴歌さんです。
前回のコラボ回を経て、再びシンデレラの体験記事です。
で、最近の体験記事はだいたいそんな感じなんですが、今回の西園寺琴歌さんも岡崎泰葉との絡みはほぼありません…!
唯一の絡みが、薫ちゃん繋がりでロワの応援ユニットに出たぐらいです。
そのユニットというのが「リトルチェリーファンタジー」という名前でしたが、今考えるとまあまあの力技でしたね。
今回琴歌さんの記事を書こうとした理由は、第一にたまたまSSRがお迎えできた…といういつものやつですが、やはり熱心な担当Pの方々が目に入っていたからというのもあります。
以前書いた芽衣子さんと同様に、熱の入った担当Pのいるアイドルは一度体験してみたくなるというもの。
芽衣子さんも体験してみたら面白かったですし、琴歌さんもこの機会に知ってみたい…というわけです。
そんなふわっとした理由ではありますが、よければどうぞお付き合いください。
体験前の印象について
まず体験前の西園寺琴歌さんの印象を箇条書きしていきたいと思います。
- 超お嬢様アイドル
- 可愛いもの好き
- 渾身のドヤ顔
- 天然か世間知らずか
- 意外に出るところは出ている
- 割と初期から目立つところにいる
- お絵描き勇者のコトカ姫
- ノーブルセレブリティ
こんな感じの印象です。
筆者はモバマス出身の人間なので、琴歌さんと言えばかつてのクッキングアイプロとかのイメージがありますね。あるいはお嬢様アイチャレやお絵描き勇者。
ガチャや上位報酬で出ることもちょくちょくあって、モバマスではわりと要所を抑えている印象があります。
琴歌さんはモバマスの初期画像にもいましたし、なんだかんだ見かけているという感じ。
そして琴歌さんのキャラに対する印象は、とにかくお嬢様的お嬢様ですね。
もはやクラシックとも言えるほどコテコテのお嬢様…というイメージが強いです。シンデレラによくある、属性の擬人化タイプ。
シンデレラは本当に様々なバリエーションのお嬢様が存在しますが、琴歌さんはその中でもかなり純度の高いお嬢様キャラという感じがします。シンプルに金の力も凄い。
あとはけっこうチャレンジ精神が豊富な印象はあります。
先のクッキングアイプロ等に限らず、わりと前のめりで突っ込んでいるイメージです。
普段自信の無いキャラばかり追いかけているからか、琴歌さんみたいに果敢に挑んでいくタイプの人はけっこう遠目で眺めてしまっている気がします。
今回体験をしていく中で、そういった琴歌さんの行動がどういう心理から来るものなのか…みたいなのは気になりますね。
そんな感じですが、事前の印象でした。例によって岡崎泰葉と遠い分だけ印象も偏りがちです。
そしてやはり単一の属性が強い子はそのままのイメージで固まってしまう感じがありますね。芽衣子さんや紗枝はんもそんな感じでした。
とはいえ、そんな子を体験をしていくうちに解像度が上がっていくのが楽しみでもあり。ワクワクです。
次はいよいよ実際の体験に入っていきます。
なおこれまでの記事と同様に、琴歌さんについてもデレステで無理なく追える範囲で追っていきたいと思います。
予めご了承ください。
実際に読んでみた感想
今回読んだのは以下のコミュやエピソードです。
R・キャラコミュ編
まずはキャラコミュと初期Rのセリフを読んできました。
その中で一番強烈に感じたこと、それは「王女の器や…!」というものでした。
琴歌さんのストーリー、間違いなく典型的なお嬢様キャラのそれではあったんですけれど、なんというかそこだけに収まらないスケールの大きさを思わせる内容でしたね…!
そのせいか、最終的にはお嬢様というより完全にロイヤルな印象になってました。
「琴歌さんは王女の器である」と思わせる要因は色々ありまして、それらを順番に書いていきたいと思います。
とりあえず3つあります。
まず1つは未知の世界を積極的に受け入れるところ。その上で、自分を卑下することもないというところ。要するにそもそも器が大きい、ということです。
お嬢様キャラの分岐点として「自分がいた世界の常識に固執するか・積極的に塗り替えるか」というのがあると思うんですが、琴歌さんは後者の方でした。
父親の権力でねじ込まれてやって来たタイプのお嬢様…となれば大抵ワガママだったりするもんで、まず自分の常識やプライドを乗り越えるところから始まるのが定番であると思うわけです。しかし琴歌さんは全くそういうタイプではありません。
むしろ父親の意図を正しく理解したうえで、自分が今まで生きてきた世界に執着せず、目の前の事態をありのまま受け入れていました。
そしてまた、目の前の異世界に対して不安に怯えることもなく堂々としている。ここも重要な点です。
例えるならば、城下町にお忍びでやってきたお姫様というか。お転婆だけどいずれ人の上に立つ大物の予感を感じさせる。
つまるところ、琴歌さんは本質的に自信があるんだろうな…ということをひしひしと感じました。
その上で、全くの未知なる世界すら丸ごと受け入れられるほど器がデカいんだなと。
もちろん恵まれた環境で培われた部分もあるんでしょうけど、この辺のほとんどは琴歌さんの才能ってやつなんだろうなと思います。
王女の器を感じさせる要素の一つ目として、純粋な自信と懐の深さはありました。
そして2つ目の王女たる器の根拠として、琴歌さんは人を信頼できるというところです。
琴歌さん、家柄もあって薄っぺらいお世辞や下心のある視線を少なからず浴びていたはずなのに、「人間を信頼する」という気持ちをまるで失っていないのは素直に凄いと思いました。
王、というか人の上に立つ人間というのは、結局人を信頼できなければならないと思うわけです。
もちろん王というものにも色々な在り方があるでしょうけど、「民を無くして王は王足りえない」というのはよく言われるもの。民があってこその王、というやつです。
民の支持を生み出すには信頼を集める必要があり、そのために一番必要なのは王自身が民を信頼しているというところだろうと。
返報性の原理ではないですが、やはり信頼が信頼を生むというところはあります。
人を信頼できる琴歌さんもきっと色んな人から信頼されるでしょうし、それは王女の器にふさわしい姿と思うわけです。
そしてまあ、最後になんといっても琴歌さんは単純にパワーが強い。
いくら民の声を聞けたとしても、力なき王に従う人間はそう多くはありません。やはり力あってこそでもあるのです。
で、琴歌さんはもうナチュラルに西園寺家の力が強い。これがうっすら匂わせるとかじゃなく、明らかに強い。
宣材写真を撮る際の圧倒的パワーなんかは、あまりに典型的な「力」のエピソードで笑ってしまいましたw
しかし王たる者には間違いなく強大な力が必要なのです。ままならないですね(?)
とまあそんなわけで、最初の体験では完全に王女としての才能を琴歌さんに見出して畏怖したりしておりました。
…いやもっとこう、可愛いとかあるだろう!って感じなんですが、王のカリスマにすっかり目が眩んでしまいましたね。
とはいえ、王女としての才能=アイドルとしての才能とも言えそうです。熱狂させるのがファンか国民かの違い…?
また、琴歌さんがこれだけ頼りがいのある人物だとプロデュースし甲斐(支え甲斐)もあるんだろうなと思いました。
琴歌さんはこちらのサポートに応えてくれる人なんだ、と素直に思わせてくれるんじゃないかな?と。
熱心なPがつくのもよく分かる気がします。
ただ、ここまでの琴歌さんはあくまでアイドルのチュートリアルという感じではありました。
これから琴歌さんがどういった意志を持って、どういった道を歩んでいくのかはまだまだ分からないという様子。
今後琴歌さんがどんな「王道」を進んでいくのか、楽しみになってきました。
はりきりお嬢様編
続いてSR【はりきりお嬢様】を読んできました。
このカード、特訓前を読んでる段階では「あれ…?もしかして琴歌さんってただの元気すぎるワンコちゃんなのでは…」とか思ってたんですが、特訓後になったら全然そんなことなかったですね!
やはり琴歌さんは王女でしたよ…!
というわけで、とりあえず特訓前のセリフから参ります。
実はこのセリフがけっこう意外でした。
琴歌さん、壁にぶつかって悔しさを感じていた…ぐらいまではキャラコミュで聞いてたんですけど、悔し涙をたくさん流すまでとは思ってなかったんですよね。
なんというか、そこまで真っ正面から受け止め続けていたんだ…みたいな驚きがありました。
琴歌さんにはわりと無敵っぽいイメージを抱いていたので、そこまで地に足の着いた道のりを辿っていたことが新鮮でした。
そして今回の特訓前のセリフはホーム画面のものを筆頭に基本的によわよわだったわけなんですけど、これがかえって特訓後での琴歌さんの強さを引き立たせていましたね。
あまりに怯えたセリフの数々で一瞬忘れてましたけど、琴歌さんは不甲斐ない自分をしっかり受け入れて進める御方でございました。
特訓後のこの勇ましさったらない!
もうセリフが完璧に先導者のそれといいますか、人の上に立つ人間の言葉です。
こういった特訓後のセリフを読むと、今回のシチュエーションが琴歌さんにめちゃくちゃピッタリハマっていることに気づかされますね。
いつかジャンヌ・ダルクとかもやってみたら合いそうな気がします。(もうやってるかもしれませんけど)
それにしても、琴歌さんは属性がCuということもあって、もっと直球の可愛さを見せてくるタイプかと体験前は思ってたんですが…
実際の琴歌さんはこんなにも勇ましく果敢で、想像以上にこちらを奮い立たせてくれる人なんだな~と理解できた気がします。
自分の弱さをも力に変えて、どこまでも前を向いてくれる頼もしいアイドルなのだなと。
琴歌さんのそういう一面は非常に代え難い魅力だし、担当Pの方々が夢中になるのもよく分かる…と納得できましたね。これは推し甲斐がある。
ただ、琴歌さんがあんまりにも眩しすぎて置いてかれそうな気持ちになるとこもありますねw
琴歌さんのプロデュースは息をつく暇が無く楽しそうではありますが、その分けっこうハードになりそうな気がします。
琴歌さんがこちらをすごく信頼してくれるところも合わさって、よりいっそう応えたい気分になりそうです。バイタリティが要りそうだ。
あとはおまけでセリフをピックアップです。
グワァ~~~!!!普段のお嬢様言葉からの独り言!!
…とまあ、完全に不意打ちを喰らいました。
元々琴歌さんは素直に喋る人ですけど、そのギャップでこういう静けさのある本音が挟まれるとキケン、ですね?
ピュア・ユーフォリア編
【はりきりお嬢様】の特訓前は涙目のセリフで占められてましたが、今回の特訓前は「可愛い!」という感情で染められていましたw
すごくシンプルな話ではありますが、可愛い可愛いと嬉しそうにしている人を見ていると、こっちも幸せな気持ちになれるものです。
ただ、琴歌さん的には感情を表に出し過ぎるのはよろしくないと思っているそうで。
はしゃぎ過ぎたのを反省しているご様子でした。
……ただ一方で、琴歌さんそういうことも考えてたりしたんだね…?とだいぶ失礼なことを私は考えていましたw
これまでの琴歌さんのパッション溢れる行動を見ていて、あんまりお家で厳しく言われてるわけじゃないのかな?と思っていたんですけど、それはそれなりに躾けられてはいたっぽいですね。
これまでの体験から琴歌さんは自由に駆け回ってる印象が非常に強かったので、わりと意外に感じて笑ってしまいましたw
なんというか、琴歌さんってすごく自信があって感情豊かな人だから、あんまり家に縛られない自由な感じなのかなと思ってたんですよね。
家が立派な人が伝統や誇りを持つことはある程度自由意志とトレードオフだと考えていたので、琴歌さんのように品格を保ちながら自分の意志で突き進むことがすごく意外に感じたといいますか。そこが琴歌さんの凄いところなんだ!といえばそうなんですけども。
率直に、今までの自分の抱いていたセオリーとけっこう違うな?!と思いました。
いや、考えてみれば、お金があって余裕があるなら普通に幸せな人間が育っても別におかしくないんですよね、うん。
お嬢様や高貴な家柄という属性から逆読みしすぎてたのかな?という反省が見つかったような気がしました。
琴歌さんはかなり属性的なキャラと最初は考えてましたけど、意外とそうでもないところもありますね…
で、特訓後についてもちょっとだけ。
特訓後の琴歌さん…なんだか妙にしっとりこちらを見つめてきているというか、非常に親密であらせられる。
…思えば、琴歌さんの凄まじい行動力がこちらに向かってきたときのことを考えていませんでしたね!
これではもうプロデューサー様は為す術がありませんね…残念ながら…。
まあそれはそれとしまして、このSSRは思いのほか全体的に控えめな印象でしたね。
もっと派手にブチ上げるパターンも予想してたんですけど、かなり大人しめに纏まっていたような気がします。
いや、もしかすると琴歌さんって最終的に行き着くのはこういう優雅な姿なのかな…?みたいなところもありますけどね。
個人的には、悔し涙を流したりするような琴歌さんの一面がテーマになってるとか、そういうのを期待したいところも多少はあったりするんですけど!(完全に趣味)
ただ一方でそれは琴歌さんがアイドルとして見せたい姿とは違うのかな、みたいな。
ある種のプロ意識というか、舞台の上では優雅でありたい…みたいなこだわりが琴歌さんにはあるのかもしれない、とか考えたりしてました。
絢爛華麗編
最後にSR【絢爛華麗】を読んできました。
このカードはスシローの報酬でもあったので、そっちのコミュも読んできました。
まずはスシローのコミュの方から。
今回のスシローはわりと初期のものだったので、正直あまり期待せずに読み始めてたんですけど…かなり良かったですね?!
スシローは基本的にたくさんアイドルが出てくるんですけど、今回の琴歌さんみたいな「未知の体験をする」というテーマにはものすごく相性が良いんだなと思いました。
シンデレラの武器である「あらゆるジャンルに対して専門家がいる」というのがかなりハマっていたんじゃないかと。良いものを見れました。
そして今回のコミュを面白いものと感じさせる一番の要因は、琴歌さんのおもてなしされる才能であるなと思いました。
何に対しても積極的で、好奇心旺盛で素直に楽しめて、常に相手に敬意をもって接せられる…というのは、ホント育ちの良さや生まれ持っての性格が成せる業だなと。
(自分の好きなものを話したいオタクにとって琴歌さんは女神である)
そしてまた、琴歌さんに色々させてあげたいというのはプロデューサーにとっても本望であったという気もします。
そういう意味でも、今回のコミュは有意義であったというか、読みごたえがあったなぁという気持ちになりました。
コミュの話に続いて、SR【絢爛華麗】のセリフに参ります。
まずSSRと同様に、今回もしっとりとした好意が見て取れましたねw
特訓前はこの「目が合う」というところがピックアップされていました。
なんというか、琴歌さんとのスキンシップは微笑ましいですね…
そして特訓後はスシローコミュとは打って変わって「貴族の悲恋」を演じる、というテーマでした。
アイドルマスターのアイドルに悲恋を演じさせるってなかなかに意味深ですね…。
それはそれとして、ただ悲恋を演じるとなっても琴歌さんは琴歌さんである、というところが今回は見れました。
こういうセリフを読んでも、きっと琴歌さんならそうするだろうなという納得感がありました。
生まれた時代が違っていたとしても、必ず琴歌さんは信念に従って道を切り拓くんだろうなと思います。
そして、きっと琴歌さんはこちらのことも見つけてくれるはず…みたいなロマンチックな気持ちにもなったりしていました。
琴歌さんにはこういう美しさを信じさせてくれる言葉の力があるな…と思います。
それからこのSRでは「貴族の悲恋」に合わせたセリフがいくつかありまして、特に「立場の違う恋」というものが意識されていたりました。
「…いや、それってもしかしてアイドルとプロデューサーとか、あるいはお嬢様と庶民とか、そういうのに重ねっちゃってその…」
みたいに深読みしたりもしてたんですけど、全くの杞憂でしたねw
琴歌さんがハッピーエンドで終わらせないわけがない!!
ここまでの清々しいクラッシャーぶりをかましてくれるのはけっこう笑いましたw
おわりに
というわけで、西園寺琴歌さんの感想記事でした。
琴歌さん、思った以上にすごい人でしたね。
単純なお嬢様キャラにとどまらず、国を背負うレベルの懐の深さを感じていました。
琴歌さんのトレードマークであるドヤ顔も、改めて見るとなんだか威信に溢れているような気がしてきますね。
…ちなみにこれは余談なんですが、もし琴歌さんが男性キャラだったらかなりのスパダリ王子様になってたんじゃないかな…と思うんですが、どうですかね?!
まあ邪悪な妄想はともかく、やはり自信のあるキャラというのは見ていて本当に頼もしいですね。かなり気楽に見れました。
自信のない子が徐々に成長していくのも面白いものですが、素で強く頼り甲斐があるというのは担当Pから見ても誇らしく感じられるんじゃないかと思います。
今回の体験も、「琴歌さんは何を見せてくれるんだろう?」と素直に期待しながら読めていた気がします。安心感。
そんなこんなですが、なんだか長くなってしまいましたね。
今回も読んでくださってありがとうございました。