周防桃子を岡崎泰葉Pが体験してきた感想記事

 

 

はじめに

 

☆この記事は、アイドルのコミュやセリフを実際に読んで感想を書いてみようという記事です☆

 

体験記事、第15回となりました。ここでちょっとした特別回

 

今回のアイドルは周防桃子です。

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まずはミリシタデレステコラボ決定おめでとうございます!

この記事を書いている時点では何の詳細も出ていませんが、アイマスで公式にプラットフォーム同士でコラボするのって初めてじゃないですかね?(越境は映画やスターリット等々ありますけども。)

デレとミリに関しては、まあモバゲーとグリーじゃコラボはできなかったかもね…というのはあります。ネイティブアプリ万歳。

そういうわけで、今回の体験記事はコラボを記念してミリオンのアイドルで書いていきたいと思います。

 

そして岡崎泰葉Pが一番耳にするミリオンのアイドル…と言えば、それは圧倒的に周防桃子です。

デレとミリには共通の趣味や出自を持ったアイドル達がそこそこいますが、泰葉と桃子の場合は元子役という共通点があります。

今回のコラボがどこまでやってくれるのかは分かりませんが、二人の関わりがあったら嬉しいな~みたいな願望をささやかに抱きつつ、今回の記事を書いていきたい所存です。

 

なお予め申し上げておきますが、筆者はミリシタに関してはコラボ決定を機に始めたばかりです!!

まあまあ至らぬ点も多々見受けられるとは思いますが、広い心で見守っていただければ幸いです。よろしくどうぞ!

 

体験前の印象について

 

まず体験前の周防桃子の印象を箇条書きしていきたいと思います。

 

  • 元子役小学生アイドル
  • Pのことをお兄ちゃんと呼ぶ
  • 先輩風をビュンビュン吹かせてくる
  • 桃子先輩と呼ばれている
  • あまりロリっぽい声をしていない
  • 「桃子だけど」
  • 踏み台を使うらしい
  • 家庭に事情があるようなご様子?
  • 投票イベントで役を取り続けているらしい

 

こんな感じの印象です。

 

一応ミリシタを触り始めてはいるので、ちょくちょく桃子のセリフを見かけたりはしています。

その中だと、やたら業界人っぷりを押して来るのが面白かったですねw

泰葉も「プロ意識」なんかがネタにされることがありますが、桃子に比べるとそれもだいぶ控えめに思えてきます。桃子の徹底ぶりは765らしいキャラ付けという感じ。

 

あとは、グリーのときに出ていたSR?で泣きながら寝ている絵があったのを覚えています。

そういうのも含め、桃子は親御さんとかの愛が足りなくて寂しがってるのかな?みたいなイメージがあります。

その反動でPをお兄ちゃんと呼んでみたり、あるいはやたら先輩として言うこと聞かせようとしてくるのかな、とか。

まあ子役設定のキャラではよくあるイメージなので、実際の桃子はもうちょっと複雑かもですね。

 

曲でいうと、「ローリング△さんかく」は既に聴いています。

これはミリシタのコミュを読む前から曲名を聞いていて、それで他の曲のついでに購入したものです。

聴いた感じ、素直になれないっぽいのかな…?という印象は受けましたが、おそらくコミュを読んだ方がもっと沁みそうだなとも思いました。

また、桃子の声自体はあんまりロリっぽい感じじゃないけど、歌い方は割と子どもっぽいなと感じました。大人びてるけど子どもってのが難しい塩梅なんですかね?

 

 

といった感じで、事前の印象です。

…いや、実のところもっと書けると思ってました。ミリシタすら始めたばかりならこんなもんかもですが。

箇条書きならまだしも、読んできたものが絶対的に少ない分、文章で書けることがほとんどありませんでしたね。

ただ知識がない分体験の方は新鮮になるので、けっこうワクワクはしてきました。

 

次は実際に体験に入っていこうと思います。

なおこれまでの体験記事と同様に、桃子も無理なく追える範囲で追っていきます。

予めご了承ください。

 

実際に読んでみた感想

 

今回読んだのは以下のコミュやエピソードです。

 

  • メモリアルコミュ(1~3)
  • ~HOME,SWEET FRIENDSHIP~(リコッタ)
  • メインコミュ 第32話

 

メモリアルコミュ編

 

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はじめに、デレステでいうところのキャラコミュにあたる(らしい)メモリアルコミュから読んできました。

 

で、最初に素で驚いたことなんですけど、桃子ってアイドルになりに面接来たわけじゃなかったんだ?!ってとこです。

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馬場このみさんとかが元々事務員志望だったってことは知ってたんですが、まさか桃子もアイドル志望じゃなかったとは…

こういうトンデモな始まりで結果的にアイドルに押し切る流れ、すごいADV的というかノベル的というか、ちゃんと形のある物語の第一話って感じがします。

デレってあんまりこういうなし崩し的な(ある種だまし討ちみたいな)始め方ってあんまり見かけないというか、その子の個性と不可分ならありえる…?ってぐらいだと思うんですよね。

なんというか、こういう無茶な導入にも耐えうるゲームの安定性みたいなものをミリシタから感じました。ここまで振り回してもいい、みたいな?

 

 

そしてもう一つ、桃子にはブランクがあるというところも割とビックリしました。

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11歳で年単位のブランク持ちというのがなかなかイメージできていなかったので、「そんなことあるんだ?!…いや、そらあるよな…?」となってました。

 

桃子、すごくプロ意識も持ってるし、P以外のスタッフには良い顔できるし、演技も好きそうだし、いったいどこに問題があってブランクができたんだろう?ということが気になりました。問題が無くても普通にブランクってのはあるものなんですかね?

まあ単純に筆者が「評価される子役」というものを把握していないのはあると思います。評価されて仕事を貰い続ける子役像というか。

怪我したりとか、何かしらの外的なトラブルがあったのなら分かるんですけど、仕事をする上で桃子に何か足りてないところがあるのかどうか、今の時点では分からなかったです。

…いや、実はめちゃくちゃ演技が下手だったとかなら分かりますけど。変わり身の早さから見てもそんなことは無いとは思いますし、そういう間抜け的キャラでもなさそうです。

 

 

しかしまあ、それはそれとしてやはり桃子の当たりの強さ、ですねw

ナマイキで駄々こねて、その上業界的な正論で殴ってくるという、なんとも憎たらしい喋り方をしてくる桃子。

…要するにめちゃくちゃ甘えてきてるんだな?!と思いました。

言うなれば、ちゃんと年相応の子どもらしいキャラである。

 

とは言うものの、ここまで分かりにくく分かりやすい(?)甘えられ方はけっこう重たく感じる部分もありますw

二次元のキャラ付けだから、と言ってしまうと元も子もないのですが、これほど念入りに甘え続けられると居たたまれないものを感じてしまう…みたいな?応えなきゃいけない気にさせられるというか。

桃子みたいな重みのあるロリキャラってデレマスだとそんなにいなくて、その反動で橘ありすが生まれたってレベルで珍しいです。なので新鮮味が強かったですね。

 

そしてこれは過去に書いた体験記事等からの実感によるものなのですが、重みのあるキャラって相手であるPもそれなりの器や重さ、あるいは熱さが無いと関係が成立しない、と私は考えています。

なので、桃子のPもそれなりにそういう器なりの部分を持つことになるのかなと思いました。

 

加えて桃子のPの場合、桃子の重さに耐えるだけでなく、桃子側が主導権を握っているように思わせなければいけなさそうです。

なんともこう…慎重な舵取りを要求されそうなキャラだなと思いました。

つまり、みんなが大好きなめんどくさいキャラなんだと!

私も好きです。

 

ついでに、桃子の当たりの強さは甘えの発露と考えると、仲が進展するにつれてもっと分かりやすく甘えてきそうな感じがあります。

ミリシタのシステムをよく把握してないのではっきりとは分かりませんけど、親密度が上がることで出てきた(?)セリフからもそんな感じがしました。

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みんなこの辺に落とされてるんだろうなぁ…とニヤニヤしてましたw

 

 

そんな感じで、メモリアルコミュでした。

桃子はかなりしっかり前振りをしてくれてるなーと思いました。伏線が丁寧。

そしてそこそこ水瀬伊織的な遺伝子も感じましたね。周囲に良い顔をする辺りとかで。

 

しっかり伏線が張られてる分、より一層この先が楽しみになってきました。

 

~HOME,SWEET FRIENDSHIP~(リコッタ)編

 

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続いて、イベント「~HOME,SWEET FRIENDSHIP~」のコミュを読んだ感想です。

 

このイベントを指すときは、基本的に「リコッタ」と呼ぶそうです。

調べてみると、このイベントに出るユニットの名前がリコッタでした。まあ確かに曲名の方は長いし、リコッタの方を呼びたくなる。

 

このイベントのコミュを読むことにしたのは、事前にミリシタをやっている人に「桃子ならどれ読めばいい?」と聞いた時に「リコッタ」と返ってきたからです。

ただ「リコッタ」では検索できなかった…というか、そもそもミリシタは登場アイドルでのイベント検索ができなくて若干困りました。この辺も含めて新体験って感じですね。

 

 

まあそれはいいとして、実際に読んできました。

 

読んでみたところ……「ええ話やんけ…」と普通にしみじみとしてしまいましたw

桃子を体験したいなら、たしかにこれは抑えておくべきだ…!と、ものすごく納得しました。教えてもらえたことに感謝です。

 

このリコッタのコミュ、ほっこりとしたりジーンとしたり、色々見どころがあって本当に面白かったんですけど、最終的に思ったのは桃子が子どもでよかったなというところでした。

桃子と亜利沙のようなすれ違い、大人同士の間でもぜんぜん似たようなことが起こり得ると思うわけです。

大人でも子どもでも、桃子のように自分が拠り所にしているプライドを傷つけられたら冷静ではいられませんし、あるいは亜利沙のように自信の無さ故に自分を責め過ぎてしまうこともあります。

 

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そして厄介なのは桃子の方が正論を言っているというところで、ここでその正論パワーを覆せる人が居ないと桃子みたいな人はずっと間違ったままになってしまうわけです。だから桃子が子どもで本当に良かったなと。

桃子が子どもなのもそうだし、リコッタのメンバーに人間が出来ている人物が3人もいたというのも大きいですよね。よくできている。

 

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(↑頼もしいお姉さん方)

 

リコッタのメンバーは本当に安定感が光っていて、率直に言えば桃子がワガママを言える(甘えさせてくれる)ユニット構成だなと思いましたねw

桃子のやってることって、ある意味では桃子の勝手な見方を押し付けてるとも言えるわけです。当然、桃子は桃子で相手を選んで言ってるとは思うんだけど。

その上で桃子はこれまでで学んだことや、あるいは自身の才能(子役としての才能?)故に、けっこう的を得た発言をする。

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普通の人間だと、年下(というか小学生)に図星を突かれるのってけっこうダメージを受けることもあるんじゃないかと思います。

だからこそ、桃子のキツイ指摘を素直に「ありがたい」って思ってくれる人たちがいるという意味で、リコッタは本当に恵まれているなと思いました。みんな人間が出来ている…

 

 

しかしまあ、兎にも角にも今回のコミュは桃子のことを色々見れてよかったです。

その中でも、桃子がユニットを成功させたいと思った結果、積極的にダメ出ししたり正論ぶちかましにいっていたのは印象的でしたね。

 

これは筆者自身の経験から話すので多少気恥ずかしいんですが…集団活動を上手くいかせようとした結果注意しまくる方向に向かうというのは「自分が注意されないように意識することが多かったから」じゃないかと思うんですよね。(桃子がそもそもダメ出しするキャラ設定というのはあるでしょうけど)

つまり桃子は「大人から注意されないように」と意識することが多かったのかなとか。子役時代とかからそうしてたのかな~みたいなことを考えてました。

個人的な経験もあって、なんとなくシンパシーというか居たたまれなさというか、そんなものをほんのり感じたりしていました。

 

 

そして桃子のことに触れていくと、なんだかんだ筆者の担当の岡崎泰葉のことが思い浮かんできますねw

泰葉と桃子ではもちろん性格なんかも違うのですが、自己の希薄さというか、プライドの持ち方みたいなところはかなり共通してるな~と思いました。

ただ泰葉は桃子と違って全然良い子ではないので、誰かとぶつかるようなことになったらもっとひどいことになるとは思いますw

 

また泰葉と桃子で一番違うところで言うと、泰葉の方が「自分を殺せる」のかなと思いました。良くも悪くも。

自分を殺せる方がもしかすると子役としては使いやすいのかもしれないんですけど、一方で人間として歪に育つのも確実に自分を殺してる方なんですよね。

なんだかんだ桃子は素直じゃないなりに周りに甘えられるし、その結果甘えさせてくれる人も現れるんだと思うんですが、泰葉はそんな甘えたい自分ですら「殺す」のだと思うわけです。だから16歳になるまで課題を抱えたままだったのかなーとか。

 

そうやって考えていくと、桃子と比べた泰葉の異様な部分が浮かんでくるというか、泰葉はより一層業が深い存在なのかもな…とか思ったりしました。

逆に言うと、「女優」で考えたとき先に出てくるのは桃子の方かもしれない、とかも思いました。対比が面白いですね…


 

というわけで~HOME,SWEET FRIENDSHIP~、もといリコッタの感想でした。

…曲とかMVの話は全然してませんが、まあコミュが面白かったということで!!

 

メインコミュ 第32話編

 

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次にメインコミュ第32話、すなわち「ローリング△さんかく」のコミュです。

 

まずぱっと見で新鮮だったのは、リコッタと違って同年代で集められたメンバーのコミュだったというところでしたね。

リコッタではけっこう甘え放題(に筆者からは見えていた)だった桃子が、今回のメンバーだと先輩風吹かせて虚勢張ってたのが印象的でしたw

なるほど、甘えられるようなメンバー構成じゃないとき桃子はこういう立ち回りになるのか…みたいに思いました。

 

桃子が今回のように虚勢を張ったり、あるいは恥ずかしくて不安なことが言えないところの大元にあるのは、「自分に自信がない」というところなのかなとは思います。

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こんな風に、センター抜粋を目の当たりにしてこういう言葉が出てくるのは自信のなさ故なのかなと。(もっと無邪気に喜んでしまうと思っていました)

 

こういうのを見てやっと、桃子って自信がないから自分を大きく見せようと先輩風吹かせてたんかな~と、今さら気づいたりしてました。

当たりの強い発言は甘えたいのが第一と思ってましたけど、単純に自信がなくて強く見せようとしてたのかな?とか思いました。いや、甘えてるのは甘えてるんだろうけども。

今回の場合、同年代で集まってたことで自信のなさの方に目が行ったのかもしれませんね。さすがに同年代には甘えづらい。

 

 

また、そういう桃子の自信のなさっていったいどこから来てるんだろうな?とも思いました。

個人的に、自信があるというのは「私は私のままでいい」と思えることだと考えているんですが、そういうものを作り出すのって「無条件の愛や信頼」なんじゃないかなと思うわけです。

 

ただこれは岡崎泰葉もそうなんですけど、早くから大人社会の結果主義に浸かっていると、そういう「無条件の愛や信頼」を信じづらくなるんだろうなと。

「ああ、例え誰かに慰めてもらったところで自分が望む結果は手に入らないんだな」となるわけです。子どものスポーツで勝利至上主義が問題とされるのに似てますね。

大人だったら結果がダメでもビジネスとプライベートを分けて解決できるんですが、発達の段階にある子どもだとそれを区別できずにパーソナリティに影響与えてしまうんだろうなと。

 

結果として、桃子は信頼に足るような寄る辺が少なく、虚勢を張るしかない事態に陥ったのかなと思いました。

本来寄る辺となるはずのものが信じられないので、~に出たことがあるとか業界の先輩だとか、そういう「結果・実績」を強調していくことになると。

……ただこれ、初期の岡崎泰葉もそうだったなぁ~というところがあって、そこから考えてしまってる感は否めませんねw

泰葉と桃子では性格も年齢も違うのに、それでも同じような現れ方をしてるというのは、二人とも似たような自信の失い方してたのかなぁ…とか考えたりしてました。

 

 

それはそれとして、今回のコミュは育ちゃんプレッシャーをかけ続けていて笑いましたw

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(育ちゃんやめたげてー!ってなるやつ)

 

育ちゃん、100%の善意と憧れでこういうことを言ってるんだろうけど、虚勢を張ってる人間にこういう無邪気な期待はものすごくプレッシャーになるものです。

桃子みたいな子に必要なのは間違いなく育ちゃんみたいな子なんだけど、ある意味桃子の天敵でもあるのかもな…と思いましたw

 

 

あ、あとはあれです。

コミュのタイトル「ううん、なんでもない。」って良いですねぇ…!趣…

コミュの最後も尾切れトンボで憎い感じでした。よき

 

おわりに

 

というわけで周防桃子の体験記事でした。

 

なんというか、これまでの体験と違ってコミュだけで感想を書いたので、微妙に収まりが悪い気がしますねw

良い意味でサラッとはしてるんですが、クライマックス的なものには触れられなかった感じがします。この辺はSSRとかが必要なんですかね~

 

あとは、どうしても後半になるにつれて岡崎泰葉Pとしての視点が増えてしまったなという反省はありますw

まあ泰葉Pが書いてるんだからってのはあるんですが、もうちょっと桃子の可愛さとかいじらしさにフォーカスしてもよかったのかなとか。泰葉との共通点を見出してしまうとテンションが上がってしまう性。

桃子可愛い!あんまり言えなくてゴメン!ホントに可愛かったよ!

 

また今回の記事、たっっっくさん読み取れてないことや言葉にできてないことがあるんだろうなぁ…と感じることが多かったです。

ミリシタはあちこちに情報がちりばめられていて、一朝一夕で楽しむものではないのかもと思いましたね。愛があるというか、細かく作られてるなぁと。

全てのアイドルが有機的に繋がっているために、部分的に切り取るのが難しい感じがしました。この辺も新鮮でしたね。

 

そんな感じでしたが、今回も読んでくださってありがとうございました。

最後に改めて、コラボおめでとうございます!